皆様ごきげんよう!
ぼくは蓼科テディベア美術館のグッティー館長です。
今回は山の麓の立科町にある「津金寺(つがねじ)」にお花を見るためにやってまいりました。
【慧日山修学院津金寺】https://www.janis.or.jp/users/tuganeji/
蓼科テディベア美術館から町方面へ車で約32分ほどのところにあります。
大宝2年(702)大和薬師寺の僧行基により、聖観音を安置し、仏教敷衍(ぶっきょうふえん)の場としてこの寺が開かれました。
長野県郷土環境保全地域指定されており、境内の「津金寺自然探勝園」では早春からはアズマイチゲ、カタクリなどの様々な野草が咲き乱れ、夏は蛍や菖蒲に蓮、秋は萩に銀杏・紅葉、冬は雪景色と、一年を通じて移りゆく自然を楽しむことができます。
こちらの白いお花はキンポウゲ科のアズマイチゲです。
敷地内にある弁天池の近くに沢山咲いております。
コイが泳いでました。こんにちは!
水車を発見!
此処の湿地帯周辺では6月中旬頃よりゲンジボタルが飛んでいるのを見ることができます。
黄色のダンコウバイのお花も咲いておりました。
サクラも満開です!
奥にみえる緑色の葉をつけた大きな杉はお寺が談義所であったときに比叡山から来た学頭(先生)が記念に植えたものと伝えられ、別名「学問杉」と呼ばれています。
【津金寺の学問杉】http://senshoan.main.jp/koboku/tsuganeji-sugi.htm
白い穂状の花を咲かせているこちらはセンリョウ科のヒトリシズカです。
モクレンも木の上の方は咲いているご様子・・・
木の真ん中から下は口紅のようなツボミがついておりました。
そして津金寺の春といえばこちらのお花!
ユリ科のカタクリのお花です。
地中深くにのびた鱗茎(リンケイ)にはデンプンがたくさん含まれており、その鱗茎を集めたものを片栗粉として昔は販売していたそうです。
現在はカタクリの数が激減したため、市販の片栗粉はジャガイモのデンプンから作られているとのこと。
7~8年ほどかけて種が球根となり、3月になると球根から葉っぱを出します。
春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花なので「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」とも呼ばれております。
皆さんもよかったら花見にお出かけしてみてくださいね。
津金寺の門の左右には仁王像がおります。
https://www.town.tateshina.nagano.jp/0000000316.html